ベガスでロシア人を撃つな

コンサルティング

魚のいないブルーオーシャン現象

大企業の新規事業創出プロジェクトを手伝っていてよく見かけるのだが、担当者の思考法にありがちなのが、自社(または担当者個人)が出来ること・やりたいことから出発して(ほぼ無意識に)領域を決め、競合がいそうか調べてみる→競合がいない→ブルーオーシ…

コンサルの仕事の仕方(最初の1ヶ月編)

20代中盤にコンサルファームに中途入社してから最初の1ヶ月に上司に言われたこと、学んだことのメモ。 一緒に仕事する若手にも同じことを伝えている。コンサルトして見習いレベル(球拾い)からプレイヤーレベル(二軍選手)に移行するための判定基準、もし…

アウトプットのツールの選び方

トップダウンで構成を決め、内容を埋めていく場合はPowerPoint 戦略策定、方針決めなど、抽象的な対象を扱う議論が必要な場合はPowerPointがベスト。また、資料の理解に費やす時間の有無によってサマリのみ把握、裏付けとなるデータまで把握、といった、読み…

僕がプロジェクト・マネジメントについて考えていること

部下のミスや不安の多くは、本人の中での判断基準の不在、つまり、「上司が何を考えているか分からない」ということに起因して生じる。 なので、僕は、はじめて自分の部下になった人には、僕がチームマネジメントについて何を考えていて、何を理想像としてい…

その経営資源はBuyableか?Pricelessか? - あるいは「モノ」の過大評価について

経営資源というと、かつては 「ヒト」「モノ」「カネ」というフレームワークがお決まりだった。最近ではそれに 「情報」 「データ」 などが付け加えられるケースもある。 外部のコンサルタントなどがこのような軸で経営資源を分析するのを見たことがあると思…

その会社はプロジェクトか、それともファミリーか?

本来、会社というものはプロジェクトであるし、本来そうあるべきだ。達成したい目的やミッションやゴールがあり、そのためにチームを集め、資金を調達して希少なリソースを確保し、目論見通りあるいは想定以上の成果を挙げ、見事目的を達成したら出資者にリ…

いろいろな儲けの"流派"に触れたい

ファンタの変顔ボトルとか、ちょっと前のコカコーラのリボンラベルとか、どうやって企画通してるんだろう、イメージが沸かない。販売点数とか認知率がこれだけ上がる、とかをロジックで示せないだろう。定量的にロジックで示せないものを会議で通すのはかな…

大企業の新規サービス立ち上げにおける「MVP」という言葉

大企業の新規サービス開発において、MVPという言葉を安易に連発すると、品質向上ひいてはサービス向上への怠惰な姿勢がなし崩し的に許容されてしまう。 主にデジタル新規事業に取り組む際、今や伝統的な大企業においても、MVP=実用最小限度の製品を素早く構…

チームメンバーのパフォーマンスが期待外れな時の基本アプローチ

問題設定はタイトルの通り。 メンバーのスキルが低かろうが、モチベーションが低かろうが、人格に問題があってもう手遅れであろうが、基本的にチームのアウトプットはマネジャーが担保しなければならない。 タイトルのような事が起きた時、マネジャーが取り…