ベガスでロシア人を撃つな

小説

(執筆中)SFを土台にシリアスな笑いと行動力に関する批判をテーマとする題名未定の小説

それはいまだに素晴らしい眺めだった。皇居が銀色の炎をまとって静かに燃え続けている、もう半年も。 敷地を囲む水面に、屈折した炎の青白いオーラがきらびやかに写っている。連中が立ち去ったあと、僕の胸には同じように淡く輝く思い出が残されたのだった。…

黒人の日本征服(小説)(ドラフト)

時は戦国時代、300あまりの小国が小さな日本列島を群雄割拠し、列島の覇権を争い合っていた。 ある時九州は肥後の小国、阿蘇藩に流れ着いた小さなガレー船があった。乗っていたのは世にも奇妙な黒い肌をした大男が10人程ほど。彼らはその大きな図体にもかか…

1986年のハレー彗星(小説)

the pillows の楽曲『僕らのハレー彗星』に着想を得て書いた短編小説です ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 巨大な地震がまるでライヴハウスのように列島を揺らし、映画のCGで見たような津波が人と大地を押…