ベガスでロシア人を撃つな

経営

最近注目しているA社の成功要因である企業文化戦略に関する雑感

この会社の成功要因は明らかに人材、および人材を獲得し、維持する仕組みである。単に優秀な人を集めると言うだけでなく、彼らのポテンシャル発揮を阻害する要因を最大限なくし、他の会社にいるよりもより早く成長し、人がイノベーションを起こす。いうなれ…

(私家版)成功するスタートアップの特徴

スタートアップとは、一言でいうなら、創業から2年~10年以内にホッケースティック型の急成長を遂げる会社のことだ。 その認識のもと、世の中にあまたあるスタートアップを効率的にスクリーニングするならば、まずはビジネスモデルと戦略を見るべきだ(昨今の…

その経営資源はBuyableか?Pricelessか? - あるいは「モノ」の過大評価について

経営資源というと、かつては 「ヒト」「モノ」「カネ」というフレームワークがお決まりだった。最近ではそれに 「情報」 「データ」 などが付け加えられるケースもある。 外部のコンサルタントなどがこのような軸で経営資源を分析するのを見たことがあると思…

その会社はプロジェクトか、それともファミリーか?

本来、会社というものはプロジェクトであるし、本来そうあるべきだ。達成したい目的やミッションやゴールがあり、そのためにチームを集め、資金を調達して希少なリソースを確保し、目論見通りあるいは想定以上の成果を挙げ、見事目的を達成したら出資者にリ…

アトラシアンの戦略が好み

■顧客を金で買うのではなく、低価格で大量の顧客に使ってもらう CACを極限まで下げ、Churnを抑えることでLTVで儲けるというやり方。 営業チームを持たず、客先に訪問してのデモや、トライアル登録後のしつこい電話フォローアップとかもやらない。 私たちはあ…

創業者を見てベンチャー転職をハックしろ。あるいは、創業者の5つの類型について

親譲りのフォロワーで子供の頃から人の言いなりになってきた僕たちにとって、リーダーなしに自律して生きていくのは簡単ではない。ましてや自分で起業したり、何か事業やイベントを立ち上げたりすることはほとんど不可能だ。だから、ベンチャー企業で働きた…

いろいろな儲けの"流派"に触れたい

ファンタの変顔ボトルとか、ちょっと前のコカコーラのリボンラベルとか、どうやって企画通してるんだろう、イメージが沸かない。販売点数とか認知率がこれだけ上がる、とかをロジックで示せないだろう。定量的にロジックで示せないものを会議で通すのはかな…

大企業の新規サービス立ち上げにおける「MVP」という言葉

大企業の新規サービス開発において、MVPという言葉を安易に連発すると、品質向上ひいてはサービス向上への怠惰な姿勢がなし崩し的に許容されてしまう。 主にデジタル新規事業に取り組む際、今や伝統的な大企業においても、MVP=実用最小限度の製品を素早く構…

1月の活動報告

できれば毎日日記を書きたいところだが、仕事の忙しさ、体力・気力などの点から継続が難しいので、2018年は月毎に日記を書くことにした。(活動報告という形)(誰に?) 年末年始はほとんど家にいたが、元旦は都内にある妻の実家で過ごした。年末年始といえ…

【書評】楠木建『好きなようにしてください』を読んだ

何かにつけて「良し悪し」の議論になりがちな仕事論、キャリア論において、「キャリアというものは、どこまで行ったって個人的な問題でしかないのだから、好き嫌いだけで決めていいじゃないか」というスタンスで貫く、経営学者の楠木建先生の人生相談回答集…

稲盛化する社会について

何もすべきことがないので一日中怠けたり、本を読んだり、ぼーっと考え事をしたり、怠けたりしていた。 暇だったのでウィキペディアで稲盛和夫の項目を読んでいた。父が昔京セラに勤めていて、稲盛さんの本は何冊か家にあった。その中の自伝みたいなものは、…