ベガスでロシア人を撃つな

日記を書くことの意味について

日記を書くことの意味について。日記は、出来事が起こっている最中または直後(これは最中とほぼ同義だ)に書かれるものであって、後になってから書かれるものではない。つまり、日記にはストーリーがない。講釈がない。あとづけがない。後日談がない。

日記には材料がある。感情がある。事実がある(文字どおりそうとは限らないが、少なくともその日その状況ではそう見えていた、そう見たいと思っていた、という事実がある)。
日記を書くことはその場では役に立たない。多くの場合、後になっても役に立たない。先には常に役に立つ。今考えていること、今起きたこと、今湧き上がってきた感情、これらは全てこれから書かれることである。そのような緊張感、あるいは第三者の目線が立ち上がる。